【勃起のしくみと不全の原因|EDの原因と対策】

ED理解のための基礎知識

ペニスの断面図

【ペニスの断面図】

 

男性の勃起はどのようにして起きるのか?

 

EDを理解するには、まずそれを理解することです。

 

メカニズムがわかれば、そのどこかが故障した時にEDになるのだとわかります。

 

勃起のプロセス

 

1.脳が性欲を感じて興奮する

 

2.信号が脊髄、勃起中枢を経て、ペニスの海綿体の神経に届く。

 

3.血管内皮から一酸化窒素が放出され、サイクリックGMPという物質が増える。

 

4.動脈が拡張して血液が流れ込み、海綿体が大きく硬くなる。

 

5.海綿体の静脈が圧迫されて塞がり、血液が流出しなくなって、勃起状態が保たれる。

 

6.PDE5という物質が作られ、サイクリックGMPを分解することで、勃起が終了する。

 

このように、勃起には「脳」「神経」「血管」「海綿体」という4つの器官が関連しています。

 

4つのうちのどれかに異常があると、勃起不全(ED)が起きます。

 

プロセスからみたEDの原因例

 

性的興奮が起きない
  • 加齢などにより、男性ホルモンが減っているために性欲を感じない。
  • ストレスや不安のために性に興奮する余裕がない。
  • 子作りのプレッシャーによるストレスも原因になりうる。

 

神経の伝達に問題がある
  • 脳出血、脳腫瘍、脳外傷、パーキンソン病、アルツハイマー病などの疾患は、自律神経障害を起こし、EDの原因になりうる。
  • 前立腺がん、膀胱がん、直腸がんなどの摘出手術の際に、勃起関連の神経を損傷。
  • 交通事故などによる骨盤骨折、脊椎損傷によって勃起関連の神経を損傷。

 

血管に問題がある
  • 動脈硬化などで血管内皮が損傷しているため、一酸化窒素が十分出ず、血管が拡張しない。
  • 動脈硬化等でペニスの動脈の内側が狭くなっているため、血液が充填できない。

 

生活習慣病との関連

糖尿病、高血圧、動脈硬化などは神経と血管を損傷します。

 

そのため、生活習慣病はEDにつながりやすいのです。

 

対症療法だけでなく、生活習慣から改めて行く必要があるかもしれません。

 

適切なED対策の必要性

バイアグラやシアリスといったED治療薬は「PDE阻害薬」と言います。

 

勃起を起こす物質=サイクリックGMPを分解するPDEの働きを邪魔する薬なのです。

 

だからそもそもサイクリックGMPが作られていない人はバイアグラを飲んでも全然効きません。

 

男性ホルモン低下やストレスで性的興奮を感じてない場合。

 

事故や手術で下半身の神経が損傷している場合。

 

そういう場合は、バイアグラは無力で、別な療法が求められるのです。

 

このように素人考えで原因とずれたED治療をやっても効果は上がりません。

 

やみくもに精力剤やバイアグラに飛びつかず、専門医に相談して、原因に合った療法を選ぶべきです。