【動脈硬化との関係|EDの原因と対策】

勃起には血管の健康が大切

「勃起のしくみと不全の原因」のページで触れたように、EDは血管の機能と深い関係があります。

 

それについてここでもう少し説明しましょう。

 

血管内皮の機能

勃起は、ペニスの血管が拡張して海綿体が血液で充填されることによって起きます。

 

風船を水で膨らますようなイメージです。

 

血管の拡張は一酸化窒素という物質によって引き起こされます。

 

これは大気汚染の原因になる危険な物質なのですが、体の中で重要な働きをするのです。

 

1980年代にこのことが発見されて、世界中が驚きました。

 

フェリド・ムラド、ロバート・ファーチゴットとルイ・イグナロはこの発見により、1998年のノーベル生理学・医学賞を授与されています。

 

さて、その一酸化窒素は体のどこから分泌されるのか?

 

なんと、それは血管なのです。

 

血管は三層構造

【血管は三層構造】

 

血管は上図のように三層構造になっています。

 

一番内側の層は血管内皮と呼ばれます。

 

これは「単なる内側の皮」ではなく、一酸化窒素を分泌する機能を持っています。

 

糖尿病や高血圧はこの血管内皮を損傷し、一酸化窒素を分泌できなくします。

 

すると血管の拡張が不十分になり、勃起しにくくなります。

 

動脈硬化で血流阻害

【動脈硬化で血流阻害】

 

血管内皮の損傷が進むと動脈硬化になります。

 

血管内皮の下にドロドロの粥のようなものが溜まって内側に膨らみ、血の通り道が狭くなります。

 

ペニスの動脈は細いので、動脈硬化になると真っ先に詰まってきます。

 

動脈硬化は自覚症状がなく、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞を引き起こします。

 

そんな自覚症状に乏しい動脈硬化の最初の自覚症状と言われているのがEDです。

 

このように、動脈硬化は二重攻撃でEDを引き起こします。

 

血管内皮を損傷して一酸化窒素を分泌できなくし、ペニスの血の通り道も狭くするということです。

 

EDが嫌なら、生活習慣病にならないように注意して、血管の健康を保つことが大切です。