【乏精子症|精子が原因の男性不妊】

精液中に精子が少なすぎる症状

乏精子症は男性不妊の中でも大きな比率を占めます。

 

定義

精子の数の正常値は、1cc当たり6000〜8000万匹です。

 

ただし、その値は体調や状況で大きく変動します。

 

乏精子症とは、コンスタントに2000万匹(※)を切る状態を指します。

 

※ただし、医療機関のホームページでも1500万匹を境界としているものや、5000万匹未満が軽症・1000万匹未満が中等・100万匹未満が重症、などとしているものがみられます。基準は必ずしも統一されていないようです。

 

原因

乏精子症の原因は大きく2種類あります。

精索静脈瘤

睾丸上部に流れる静脈の異常肥大です。
血行障害で腫れが生じ、精巣の温度上昇をもたらすこと、ならびに持続的な酸欠状態を引き起こすことにより、造精機能が低下します。
痛みを伴う場合もあります。

造精機能障害

精巣の精子を作る機能が弱い場合です。
思春期以降におたふくかぜなどの高熱で精巣炎が起きた場合、また幼児期に睾丸が体内から十分に下がってこなかった停留精巣などが原因で造精機能が低下します。
しかし、実は原因が特定できないケースが多くを占め、それは突発性造精機能障害と呼ばれています。

 

対策

精索静脈瘤の場合は手術で解決できます。

 

切開するのは睾丸ではなく、鼠蹊部。

 

局部麻酔で日帰り退院できます。

 

造精機能障害の場合は、造精機能を改善する有効な方法はあまりないので、人工授精や顕微授精に移行するのが得策です。